子供には会話のブレーキがついていません。だから、違和感を感じると素直に指摘します。しかし大人になると日常会話でブレーキを踏みまくります。でも、ブレーキを踏まずに上手にツッコム方法があります。そういった事について解説していきます。
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目次
ツッコミとは普通じゃない瞬間を切り取る
ツッコミとは、普通じゃない瞬間を見つけた時に行うものです。普通じゃないというのは、常識的な行為、行動から逸脱した瞬間です。以下の画像のように、常識から逸脱するということは非常識なことであり、違和感のある光景です。
ただ、それだけではありません。常識からはみ出た行為はボケになりますが、日常には、ボケ以外にもツッコムべきポイントはたくさんあります。例えば以下のような行為です。
ツッコムポイント
・噛む
・間違える
・何回も同じことを言ってる
・難しくて何を言ってるか分からない
これらは、本人が自らボケた訳ではありません。しかし、話を聞く側の人間からすると、違和感を覚えた瞬間です。こういう時は、ツッコムべき瞬間です。
ツッコムというと、多くの人が「なんでやねん!」と関西弁で大きな声で怒鳴ることをイメージしがちですが、ツッコムというのはそういう事ではありません。
会話の疑問点を無くして、多くの人に伝えるためのスキルです。そして疑問点を無くしつつ会話を発展させていく事ができます。
日常会話で、どのようにツッコメばいいのか、後ほど解説します。
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子供の発言こそ正しいツッコミ
子供は、自分が疑問を感じたり違和感を感じたら、我慢せずに口に出します。でも、それが一番、純粋なツッコミなのです。言い方が「なんでやねん!」と言っていないだけで、おかしいと感じた部分を指摘しているという意味では正しくツッコンでいる事になります。
それに対して、大人は違和感を感じても、空気を読んで発言を飲み込んでしまいます。友達に嫌われたくないから、上司に怒られたくないから、いろんな理由で、その違和感を隠します。
そういう時もツッコンいった方が会話は発展的になるでしょう。その際のツッコミは「強めの言葉で割って入る」という事ではありません。ではそういう場合に、どうやってツッコンいくのかを次の項目で解説していきます。
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我慢せずにツッコム方法
ツッコミとは大きな声で怒鳴る事ではありません。ましてや頭を叩く事でもありません。これはダウンタウンの浜田さんが、発明したスキルです。
もちろん、浜田さん以前にもツッコミはありました。でも、あれだけ分かりやすく「ここが笑うところですよ!」と提示する方法を実践していた人はいません。
松本さんのボケが一般人の想像を超えて数歩先に行っていたからこそ、あれだけ強くツッコム必要性があったのかもしれません。ダウンタウンさんは、天才と天才が組み合わさってできた奇跡です。それを真似しろと言っても無理な話です。
一般的な日常会話やビジネスシーンでツッコム時は、そのようなトッププロの真似をするのではなくて、違和感を感じた部分について「ちょっと待って下さい」と止める。これだけで構わないです。
これだけでもツッコミが発動したのと同じです。そして、その後、「今の発言の意味が分からないので詳しく説明して貰っていいですか?」と質問して下さい。
これが漫才ならこうなる
ボケ「俺、新しいダイエットを開発してん。バカ食いダイエットって言うねんけど」
ツッコミ「ちょっと待って」
↑ちょっと待って下さい。
ツッコミ「ダイエットなのにバカ食いってどういうこと?」
↑今の発言の意味が分からないので詳しく説明して貰っていいですか?
このように、違和感を感じたら、まず止めて下さい。そして、この時のように、自分が違和感を感じたら他にも違和感を感じてる人がいると思って下さい。ゴキブリが1匹いたら100匹いるのと同じです。
1人がおかしいと思うことは、他の多くの人もおかしいと思ってるはずです。きっとあなたのツッコミで多くの人がスッキリするはずです。
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まとめ
ツッコミというと、大阪人がやるもの、と思ってる人も多いです。しかし、いわゆる漫才口調のツッコミだけがツッコミではありません。日常会話の中で効果的に使っていく事で会話がスムーズに行われていきます。
疑問を残したまま進んでいく会話というのは、本当に気持ち悪いです。ストレスも溜まって精神衛生的にもよくないので、大人のツッコミでスッキリした会話を楽しんでいきましょう!