飲み会の席や友達同士の集まりなど、自らどんどんボケていく人がいます。でも、ちゃんとツッコンでくれる人がいないと、ただの変人扱いされて終わってしまう時があります。
そういう場では、周りにいる人をツッコンであげた方が得する事が多いです。その理由について解説していきます。
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目次
ツッコミに回った方が得する5つの理由
ボケるというのは、常識から逸脱した行為、もしくは、それに近い発言をする事です。ちゃんとトークネタとして、逸脱した状況を伝えられるのなら構わないです。しかし、そういったエピソードトークではなくて、自らその場で思いついたボケをするのは危険かもしれません。
ボケるとスベる可能性がある
まずボケるとスベる可能性があります。百発百中で笑いを取り続けるのは至難の技です。かなり優れたツッコミが隣にいて、さらに面白い人が数人いれば、問題ないです。
みんなで順番にボケたりツッコンだりしていれば盛り上がるでしょう。しかし、芸人の飲み会でない場合は、そのようなシチュエーションは少ないかもしれません。
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ボケると変な人と思われる可能性がある
やたらとボケたがる人がいます。僕も経験がありますが、初対面のおじさんで、やたらとボケる人がいました。あまりにもボケ倒すので、途中から、頭のおかしい人なのかと疑い始めました。
でも、やはり普通のちゃんとしたおじさんなのです。このおじさんが面白ければ問題ないのですが、意味不明なボケをしたり、どうしようもないダジャレを言ったりで、ちょっと気持ち悪くなって頭が痛くなってきました。
このように、自分の感覚と相手の感覚が違う場合、そのボケは迷惑行為になりかねません。
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ツッコミは頭の回転が速いとは思われる
ツッコム人のメリットとして、なぜか頭の回転が早い人、という思われがちです。ツッコンだ後に、秀逸なたとえを入れたりすると確かに回転が早いのかと思います。
でも、普通にツッコム行為というのは、常識から逸脱した行為や発言を見つけて、その間違いを指摘する事です。頭の回転が早いというよりは、常識と非常識の線引きが、ちゃんと出来てる人というイメージです。
間違いを見つけて、それを適切な言葉を見つけ出すして指摘する、という行為は一般的な常識人ならできる事です。
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ツッコミは、その場を仕切れる
ツッコミのメリットとして、その場の仕切りを任されるという事があります。ビジネスシーンであれ、飲み会であれ、仕切ってる人は一目置かれます。
その場を仕切ってるという事は、その場で1番偉い人、デキる人、というイメージがあるので、これは大きなメリットです。他人をツッコンで、他の人にも会話を降って、会話のパス回しをしてあげる。これだけで気配りがデキる人と思われてモテそうです。
ビジネスシーンでも「彼が入れば会議の雰囲気がよくなるな」と仕事が回ってきそうです。
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上手にイジると自己肯定感が満たされる
1番の大きなメリットはこれだと思います。仕事場でも飲み会でも、後輩や同僚をツッコンでイジって笑いにしてあげると、イジられた人は、自分が面白い人になったような錯覚を起こして、自己肯定感が満たされます。
そして、自分を面白くしてくれた人に対しては好意を抱きます。自分を幸福感で満たしてくれる人は隣にいて欲しいと思うようになります。その結果、いろんな人から必要とされる存在になります。
もちろん面白いのは、イジられた側ではなくて、イジった側の人です。自分は無理してボケたりする事なく、リスクを犯さず、周りを上手く生かして、笑いに変えて、評価される。良いことしかありません。
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まとめ
ボケもツッコミを笑いを生み出す理屈としては同じです。どちらかしか出来ない人というのは珍しいです。一昔前は、芸人の間でも、完全にボケかツッコミか、どちらかに専念するというスタイルが流行りました。
しかし、今の時代は、どちらも出来て当たり前という風潮です。世の中の全ての事象がそうなっているように感じます。サッカーでも1つのポジションのスペシャリストではなくて、複数のポジションをこなせる人の方が重宝されています。
ボリバレント=多様性、という意味ですが、これはテレビにおいても同じです。ボケしか出来ない人より、どちらも出来る人の方が重宝されます。企業においても同じだと思います。社会においても同じです。
個人で企業する人は、3つぐらいの個性や特技を掛け合わせることで、コモディティ化しないブランディングが出来ると言われています。
もしお笑いに興味があり、ボケかツッコミか迷ってるのであれば、どちらも出来る事がベストな選択です。そして、飲み会などでは、ツッコミに回る方がリスクなく面白い人と思われる可能性が高いです。どんどんツッコンでいきましょう。