ツッコミには幾つかの種類があります。その種類は場所と雰囲気に適していないといけません。適切なタイミングで適切なツッコミを入れる事で会話力が向上して、ウケて、モテて、デキる男と思われます。その結果、人生の成功者にも近づいていきます。
この記事では、ツッコミの種類と適切な使い方を解説していきます。
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目次
ツッコミとは?
ツッコミとは、そもそもなぜ行われるのかというと、面白さを際立たせるためです。目の前で面白いことがおきても、そのまま流れていきそうな時があります。その時に、ツッコミで「今のは面白いところですよ」と気づかせる行為です。
例えば、以下のように青色の綺麗な丸が出来上がると思っていたとします。
しかし、実際に出来上がった形は以下のような物の場合に「何かはみ出てる!吹き出しみたいやん!」とツッコミで気づかせます。
同様に出来上がった形が以下のような場合は、「ちっちゃ!」とツッコンで気づかせます。
非常識を分からせる行為
そもそもボケというのは、イメージしたものとは違うものが提案された時や、常識から逸脱した非常識な行為のことです。そういったものが生まれた時に「おかしい事がおきてますよ!」「面白いとこですよ!」という事を気づかせる行為、それがツッコミです。
以下の図にある真ん中の赤い部分が常識だとします。その部分からはみ出て逸脱した部分は非常識なおかしな部分です。それに対してツッコミを入れていくと笑いになる、という構造です。
ツッコミを分類
ツッコミには、いくつかの種類がありますが大きく分けて以下の6種類です。その中から、さらに細かいボケのパターンも加味して細分化していくと、もっと多くの種類に分類されますが、そこまで覚える必要はありません。
日常会話で覚えておく種類は以下の6つで大丈夫です。この6種類を適切に使う事で、ウケるし、ウケる人はモテます。さらに職場ではデキる人だと認識されて仕事も上手くいきます。では見ていきましょう。
止める
止めるだけのツッコミです。誰かが暴走したり、ボケの内容が分かりやすい時は、止めるだけで十分です。例えば以下のようなやりとりです。
止めるだけのツッコミ
ボケ「暑いから上着脱いでもいい?」
ツッコミ「どうぞ」
ボケ「(カーディガンを脱いてシャツを脱いで肌着も脱ごうとする)」
ツッコミ「待て待て!」
このように止めるだけで非常識な事が起きてる事は伝わります。
訂正する
間違いに対して、止めるのではなくて、正しく訂正するツッコミです。ビジネスシーンでは、こういうツッコミの方がいいでしょう。例えば以下のようなやりとりです。居酒屋でお酒を飲めない人がいるとします。その人に対してボケたとします。
訂正するツッコミ
ツッコミ「ソフトドリンクあるかな?」
ボケ「そらあるやろ。緑茶ハイとウーロンハイとレモンサワー、どれにする?」
ツッコミ「どれもお酒やん!お酒以外のメニューを下さい」
おかしい事を言った人に対して、訂正してあげるツッコミです。シンプルですが、的確です。
詳しく解説する
ボケの意味を詳しく解説する事で、何が面白いのかを浮き彫りにするツッコミです。これがどのシチュエーションにおいても適切かもしれません。例えば以下のようなやりとりです。
詳しく解説するツッコミ
ボケ「ゴキブリ見て思い出したけど、お前のお父さん元気か?」
ツッコミ「うちの親父はゴキブリか!確かに色黒で脂ぎってるけども!ボディビルやってるから日焼けマシーンで焼いてるだけや」
間違いを訂正した後に、なぜゴキブリと間違えたのか、その理由を解説しています。間違いに対して、色黒で脂ぎってる理由を解説しているので、話を聞いてる人も納得がいきます。
長くなりすぎるのは良くないので、それは場の空気を見て判断する必要があります。
ノリツッコミ
ノリツッコミというのは、本来は、ツッコミではありません。ちなみにノリツッコミは以下のようなやりとりです。
ノリツッコミ
ボケ「ゴキブリ見て思い出したけど、お前のお父さん元気か?」
ツッコミ「そうそうそう、今日も羽根伸ばして飛んでるわ。ってコラ〜!ゴキブリと一緒にすな!」
見て分かる通り、ボケに対して、ツッコマずに乗っかっています。普通にツッコンでも笑いになるかどうか分からない、という時に、ボケに乗って落としてあげるという行為です。
しかし、日常会話で、あまりノリツッコミをする人はいません。だから、突然、ノリツッコミをすると、とても新鮮で面白く感じます。しかし、ノリツッコミも多発しすぎると飽きられてしまいます。
だから、飽きられない程度に適度にノリツッコミをするのが好ましいです。
表情と一言でツッコム
面白くないボケにツッコンでしまうと、こちらも一緒にスベって巻き込み事故に遭遇してしまいます。だから、そういう時は言葉でツッコマずに目と一文字だけでツッコミます。例えば以下のような感じです。
表情と一言でツッコム
ボケ「羊羹だけに、よう噛んで食べや」
ツッコミ「はぁ?」(睨む)
もしくは以下のような感じで聞こえていないフリをします。
ボケ「羊羹だけに、よう噛んで食べや」
ツッコミ「え?なんか言った?」
たとえる
たとえツッコミが最も適切で分かりやすいです。しかし、面白いたとえなんて、そんなの簡単に思いつかない、と思っているのではないでしょうか?
たとえツッコミには、テンプレートがあります。その通りにすると必ず、たとえツッコミができるようになります。これができるようになると本当に、恋に仕事にいろんなシチュエーションで役に立ちます。
たとえツッコミについては以下の記事&で詳しく解説しているので、そちらをご覧下さい。一見の価値アリです。
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たとえツッコミで会話力アップ!恋も仕事も上手くいくテンプレート
日常会話でも使われるたとえ。小難しい話などをたとえる事で分かりやすく相手に伝えることができます。そして、たとえツッコミというのは、面白い状況を別のものに置き換えることで、さらに笑いを増幅してくれます。 ...
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ダメなツッコミ
ダメなツッコミは以下の3要素です。
ポイント
・長すぎ強すぎ
・間が悪い
・個人の主観が強すぎる
では順番に解説していきましょう。
長すぎ強すぎ
まず、あまり面白くないボケに長々とツッコムのはご法度です。そんなにツッコマなくてもいいよ、という話です。例えば、ちょっと言い間違えただけの人に対して、いつまでも長くツッコンでも笑いにはなりません。
例えば、「ゲリラ豪雨」と言おうとして「ゴリラ豪雨」と言ってしまったとしましょう。その時に「言い間違えてるやん!ゲリラ豪雨やのに、ゴリラ豪雨っておかしいやろ!雨の代わりにゴリラが降ってきたら、ゴリラだらけになってまうがな!人類が滅亡してまうで!」
このようにちょっとだけ、常識から逸脱した場合は、一言ぐらいツッコムだけでいいのです。
間が悪い
ツッコミというのは、間が命と言っても過言ではありません。1秒ズレるとウケません。それはなぜかというと、お客さんがボケに気づいた時点で、お客さんは自分の頭の中で、自分でツッコミます。
お客さんに気づかれる前に、ツッコム事で、こちらがイニシアチブを取って会話を進めていく事ができます。
あとは単純に会話のリズムやテンポの間が悪いと気持ち悪くなりウケません。普通の会話でも、相槌のタイミングがおかしい人って、喋っていてもなんかやりとりに違和感を感じます。
個人の主観が強すぎる
ツッコミというのは不特定多数の人に向けて行われます。常識を逸脱した非常識な事が起きてますよ、と提示する事だと冒頭で言いました。この時に、提示する側のツッコム人が個人の主観が強い人で、常識的な感覚がズレてる人だと一般常識からズレてるので的確なツッコミができなくなります。
例えば、ヘアースタイルがおかしい人がいたとします。以下のようなレディガガみたいな髪型だとします。この人が、寝癖がついてる人に「寝癖でボサボサ!髪型おかしい!」ってツッコンでもおかしくなります。その前に「あんたの方がおかしいやろ!」と逆にツッコム必要があります。
このように常識的な感覚がズレていて、個人的な主観が強すぎる人のツッコミは的を得ていない可能性が高いです。
まとめ
たかがツッコミと思われるかもしれませんが、そのツッコミにも6種類あります。そして適切に使う事で会話にメリハリが生まれて、盛り上がります。
知らないよりは知っていた方が、今後の人生の会話が楽しくなると思います。是非、参考にされてみて下さい。