ツッコミだけでは会話が途切れてしまう事があります。そもそも、あまりツッコマれた経験がない人が、急にツッコマれると驚いて、萎縮してしまう事があります。
その後に、質問をしてあげる事で、また会話が転がり始めます。これを繰り返していく事で、会話をコントロールする事ができます。ビジネスシーンでも恋愛でも会話をコントロールする事ができれば、いろんな事が思い通りになっていきます。
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目次
ツッコミ力+質問力でコミュ力UP
日常会話においてツッコミだけでは会話の広がりにかけます。ツッコミの後に、質問する事で、さらに会話が広がっていきます。これが出来るか出来ないかでコミュニケーション能力が大きく変わってきます。
例えば以下のような会話です。玲子さんという栃木在住28才、子持ちのシングルマザーが東京に引っ越を考えてるとします。玲子さんに対応するのは28才の山本という友人男性です。
男女の会話
山本「俺、東京生まれ東京育ちだから、東京の事で分からない事があったら何でも聞いてね」
玲子「じゃ東京で1番家賃が安いのは何区のどの辺りなの?」
山本「あ〜、何処なんだろ?そういうのは知らないな」
玲子「じゃ東京で子育てのサポートが1番充実してるのは何区なの?」
山本「俺、子供いないから、そういうのは分からないな」
玲子「何も知らないじゃん!一体、東京の何について詳しいの?」
このような会話があったとします。ただ、ツッコムだけでは会話は終わってしまいます。
ツッコミだけ
山本「俺、子供いないから、そういうのは分からないな」
玲子「何も知らないじゃん!」
しかし、この後に、質問を追加する事で会話が続いていきます。
ツッコミ+質問
山本「俺、子供いないから、そういうのは分からないな」
玲子「何も知らないじゃん! 一体、東京の何について詳しいの?」
解説 ↑ツッコミ ↑質問
意外とこの質問が出てこない人が多いです。友達同士ならツッコマれても会話は続いていきますが、人によっては萎縮してしまったり、戸惑ってしまって会話が終わってしまう時があります。
しかし、質問してあげる事で、会話は続いていきます。
男女の会話
山本「俺、東京生まれ東京育ちだから、東京の事で分からない事があったら何でも聞いてね」
玲子「じゃ東京で1番家賃が安いのは何区のどの辺りなの?」
山本「あ〜、何処なんだろ?そういうのは知らないな」
玲子「じゃ東京で子育てのサポートが1番充実してるのは何区なの?」
山本「俺、子供いないから、そういうのは分からないな」
玲子「何も知らないじゃん!一体、東京の何について詳しいの?」
山本「美味しいご飯屋さんとか、Barとか、観光スポットとか、そんな事なら何でも聞いて」
玲子「じゃ肩肘張らなくてもいい、カジュアルな和食屋さんってある?」
山本「あるよ。それなら、こんな店はどうかな?」
このように、ツッコンだあとは、必ず最後は、質問で終わるように心掛けてみて下さい。すると、友達同士でもビジネスでも恋愛でも会話が途切れる事が無くなります。上手な質問の仕方はこちらの記事&動画で解説しています。是非、ご覧下さい。
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男女の会話
山本「東京23区内は、何処に行っても駅が2つ3つあるから移動が本当に便利なんだよ。何処に行こうとしても1時間以内で移動できるよ」
玲子「2つも3つも駅いらないでしょ。1つで十分じゃん。じゃ車とかいらない感じ?」
山本「そうだね。車で移動したら朝と夕方は渋滞で動けないよ。マイカー持つならタクシー乗り回す方がいいかもね」
玲子「乗り回すって自分の車みたいに言ってんじゃん。カーシェアはどうなの?」
山本「ゴルフ行ったり、定期的に大きな買い出しとかするならカーシェアもありだな。大きな荷物を運ぶ用途がないなら車はなくても生活には困らないよ」
玲子「山本くんって、本当に詳しいんだね」
山本「東京の事なら何でも聞いてよ」
玲子「じゃ子育てのサポートが手厚くて家賃低い場所は?」
山本「それは知らない」
玲子「知らんのかい!」
この会話では、男性の方が言葉数が多くて、喋ってる時間は長いです。男性は、自分が東京に詳しい事を自慢できて、ご満悦な状態です。しかし、実は、この会話を操縦してるのは、玲子さんの方です。
最後は、無理やりオチをつけましたが、会話のイニシアチブを握っているのは、質問力で会話を操作してる側です。
このように、ツッコミ力+質問力で、会話のイニシアチブを握れば、恋も仕事も自分主導で進めていく事ができます。
まとめ
コミュニケーションにおいて、相手の話を聞いてあげる事が大切というのはよく聞きます。もちろん、聞いてあげる事も大切なのですが、ただ聞いているだけでは、相手のペースに巻き込まれて疲れてしまいます。
しかし、こちらが会話のイニシアチブを握っていれば、疲れる事なく、その空間をコントロールする事ができます。是非、参考にされてみて下さい。