AIDMA(アイドマ)の法則は古い!今はAISAU(アイサス)の法則だ!と言う人がいますが、ライティングにおいては違います。
どちらの法則も消費者の行動を表しているものです。消費者の行動は確かにAISAS(アイサス)になってきていますが、あなたがライティングしていくなら、AIDMA(アイドマ)の法則で書いていくべきです。その理由についてプロのライターが解説していきます。
↑記事と一緒に動画を見ると理解が深まります↑
目次
AIDMA(アイドマ)の法則とは?
AIDMA(アイドマ)の法則が、なぜ古いと言われるのかと言うと、1920年代に、サミュエル・ローランド・ホールと言う人が提唱した理論で大昔に提唱された理論です。1920年代と今では生活様式が変わってきているので古い理論だと言う人がいますが、そんな事はありません。
AIDMA(アイドマ)の法則というのは、以下の英単語の頭文字です。
これをどのようにライティングに活かしていくを説明していきましょう。
Attention(注意)
まず最初は、あなたがオススメしたい情報の注意を引く必要があります。仮に、あなたがブログやメルマガで、ダイエットサプリを販売したいとしましょう。
まず最初に注意を引くためにはタイトルです。文章で注意を引くための方法はタイトルしかありません。少し過激なぐらいのタイトルが望ましいです。例えば以下のようなタイトルです。
注意を引くタイトル
・万年デブが1か月で10キロ痩せて1年間リバウンドなしの究極サプリ!
ちょっとオーバーかなと思いますが、文字だけでしか訴求できないので、最初は、タイトルで注意を引きましょう。思わず読みたくなるギミックタイトルについては以下の記事&動画で詳しく解説してます。是非ご覧下さい。
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Interest(興味)
あなたのタイトルで、ブログの記事、もしくはメルマガを開封してくれたとしましょう。さらにここから興味を持って貰わないと読み進めて貰えません。
もし痩せる前と痩せた後の写真を持ってる人がいたら、それを掲載して下さい。しかし、そんな写真はない場合が殆どですよね。あくまでもライティングだけで出来る事、という前提で進めていきます。
ライティングで、次にやるべき事は、ダイエットの必要性を説明してあげる事です。
かなり太ってる人もいれば、少しだけ贅肉がついてきてダイエットしないといけないなぁと思ってる人もいます。さらには、今は、それほど太ってないけど、油断したら太りやすい体質なので、常にダイエットは頭の中にある、という人もいます。
記事のタイトルをクリックした時点で、多少の興味を持っていますが、さらにダイエットの必要性、重要性を説明してあげるのです。
必要性・重要性
「太る事は万病の素であると。そして肉体的な機能が劣るだけじゃなく、メンタル的にも影響していきますよ」と。さらに「太ってる人は、仕事でも成功する確率が低く、食費や病院代で出費もかさみ、幸せな家庭を築ける可能性も低くなる」などと事実を並べていきます。
この時に、データや科学的根拠があれば、なお良しですね。この時点で、全てのダイエッターが「やっぱりダイエットは永遠のテーマだよな」と教育されます。
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Desire(欲求)
読者は、ダイエットの必要性を感じていますが、まだ、あなたの紹介するダイエットサプリを欲しいとは思っていません。
ここで、ダイエットサプリの効能を書いていきましょう。他のサプリとは何が違うのか?このサプリを使用した場合のベネフィットを書いていきます。
ベネフィットとはメリットのその先にあるものです。メリットは使用価値で、ベネフィットは体験価値です。
サプリを使ったら、その後の生活がどう変わるのか、変化後の美しい未来を想像させてあげます。例えば以下のような感じです。
ベネフィット
・健康になって体が軽い
・痩せた事で自分に自信が持てた
・仕事が上手くいくようになった
・恋人ができた
・洋服選びが楽しい
・異性が二度見してくれる
・外出するのが嫌じゃない
このようにベネフィットを見せられたら、自分も同じような未来が訪れるのじゃないかとワクワクしますよね。このワクワクさせてあげるという事が大切です。
感情を動かす事ができたら、人はその文章を誰かに言いたくなります。とてもいい感じのところまできています。後ひと押しです!
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Memory(記憶)
読者は、ダイエットの必要性を感じ、さらにワクワク未来を想像しています。ここで、あなたのブログやメルマガをブックマークして貰うためには、記憶に残して貰わないといけません。
ここで、あなただけのサービスやおまけをプレゼントしてあげます。例えば以下のような感じです。
記憶に残る文章
ここまで読み進めてくれたあなたのために、私のブログ(メルマガ)から買ってくれたら、プレゼントを差し上げます。サプリが素晴らしいのは間違い無いです。しかしサプリだけでは補いきれないものがあります。それがエクササイズです。
男性でも女性でも、朝に5分だけエクササイズをするだけで痩せる体質に変わっていくメニューをプレゼントします。私が1年間、リバウンドしていないのは、このエクササイズのお陰でもあります。
このように、あなただけの特典を用意してあげます。特典はあなたが調べ上げた事をPDFにまとめてあげれば大丈夫です。
特典の渡し方は、色々あります。アフィリエイトサイトに特典を付けれる場合もあれば、自分で特典サイトを作ってる人もいます。
そういった知識やスキルが無い場合は、以下のように書いておいてもいいです。
「購入した時の画面をスクショで、このサイトのお問い合わせフォームに送ってください。確認が取れたらプレゼントをメールにて送らせて頂きますね」
とかでもいいですね。
Action(行動)
プレゼントをあげると言えば記憶には残るかもしれませんが、まだ購入はしないでしょう。来るべき時が来たら、このサイト(メルマガ)のリンクから買えばいいか、と思っているぐらいです。
ここで、緊急性、限定性で煽ってあげましょう。煽るというとネガティブに聞こえるかもしれませんが、本当にいい商品であれば、早く手にする方がいいので、決められない人の背中を押してあげると思って煽ってあげて下さい。
人の背中を押すギミックキーワードは以下の記事&動画で詳しく解説しているので是非ご覧下さい。
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ここまでがAIDMA(アイドマ)の法則を生かしたライティングテクニックです。いかに人が感情で購入に至っているかお分かりでしょうか?下の画像を見ても分かりますが、認知してから購入するまで感情が支配しています。人は感情で動くという言葉は本当なんですね。
感情を動かすテクニックは以下の記事&動画でも詳しく解説しています。是非ご覧下さい。
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AISAU(アイサス)の法則とは?
AISAU(アイサス)の法則というのは、1995年に日本が世界に誇る広告代理店「電通」によって提唱された理論です。
ちなみに以下のような消費行動の事です。
見て分かる通り、インターネットが普及してからの消費行動の事を言っています。興味を持ったら、まずスマホやパソコンでその商品や情報について調べます。みんな同じですよね。
そして、口コミや評判を見て情報収集してから購入します。さらに、購入した情報をSNSなどで共有する、というのが一般的な消費行動である、というような理論です。
しかしながら、AIDMA(アイドマ)の法則は古い!今は、AISAU(アイサス)の法則だ!と言ってる人がいます。
消費者の行動だけを追求するなら、AISAU(アイサス)の法則の方が、今の時代に当てはまるのですが、広告を作る側の人間は、そうであってはいけません。
ライティングに相応しいのはどっち?
人は感情で動くものです。CM製作者やコピーライターは、AIDMA(アイドマ)の法則を基準とするべきです。
成約率が悪い時などは、AIDMA(アイドマ)の法則のどの段階が弱いのかを調べて改善していきます。
そうする事で、セールスライティングの精度が上がっていきます。
AIDMA(アイドマ)の法則
認知段階 Attention(注意)
感情段階 Interest(興味)
感情段階 Desire(欲求)
感情段階 Memory(記憶)
行動段階 Action(行動)
まとめ
いかがだったでしょうか?コピーライティング、セールスライティングにおいては、AIDMA(アイドマ)の法則に沿って書いていく必要があります。
巷で、古いと言ってる人がいても、それは消費者の行動として新しい流れが出来ただけの話です。
そして、どれだけネットが流行ろうと、最終的に人は感情で動きます。上記で説明したライティングの流れは、人間である以上、どれだけ時代が進化しても、ほぼ永遠不滅の法則だと言っても間違いではありません。是非、参考にされてみて下さい。