QUESTフォーミュラとはセールスライティングに特化したライティングスキルです。あなたのブログやメルマガから、商品を販売するためのLPに移動してもらいますよね。LPとはランディングページの略で、WEB広告ページの事です。そのLPで使うライティングスキルです。
初心者の人が、いきなり売れるWEB広告ページを作りなさいと言われても困ります。しかし、QUESTフォーミュラの型に沿って書いていけば、簡単に売れるようになると言われているぐらい素晴らしいものです。
そんなQUESTフォーミュラについて、プロのライターが解説していきます。
↑記事と一緒に動画を見ると理解が深まります↑
目次
QUESTフォーミュラとは?
QUESTフォーミュラとは、世界的に有名なコピーライター・マイケルフォーティンが提唱した理論です。2005年にご自身のブログで紹介されています。
QUESTフォーミュラの「QUEST」の部分は、以下の英単語の頭文字です。
フォーミュラとは、一定の方式、決まった言い方、という意味があります。だからアメリカではQUESTフォーミュラと呼びますが、日本ではQUESTの法則とも言われています。
QUESTフォーミュラ
・Qualify = 宣言(約束)する
・Understand = 理解を示し共感を得る
・Educate = 教育する
・Stimulate = 刺激を与え興奮させる
・Transition = 行動を促す
Qualify = 宣言(約束)する
QUESTフォーミュラがセールスライティングに特化しているのは冒頭でお伝えしました。
そして、特徴的なのが、このQualifyの部分です。AIDMA(アイドマ)の法則というライティングスキルでは、多くの人の目を引くことが目的とされています。PASONA(パソナ)の法則では、問題提起から始めます。
しかし、QUESTフォーミュラは、宣言(約束する)事から始まります。なぜかというと、読者が、LPまで辿り着いているという事は、何らかのWEBページ、もしくはメルマガを見て、WEB広告ページであるLPまで辿り着いている状態です。
だから、いきなりストレートに「約束します!あなたの悩みを解決してみせましょう」という文章から始めます。
例題を交えながら解説していきたいと思います。今回は、あなたが、脱サラして独立したいというページを見て、色々ある副業の中からメルマガを紹介しているサイトを見て、メルマガをおススメしてるLPに辿り着いたとしましょう。
すると以下のような始まりになります。
Qualify
「あなたを独立させてみせます!メルマガこそが最強かつ不滅のビジネスモデルです!」
ちなみに、AIDMA(アイドマ)の法則とPASONA(パソナ)の法則については、以下の記事&動画で詳しく解説しています。それぞれ違うライティングスキルなので、その違いを頭に入れておいて下さい。
-
ライティングはAISASの法則ではなくAIDMAの法則でやるべき理由
AIDMA(アイドマ)の法則は古い!今はAISAU(アイサス)の法則だ!と言う人がいますが、ライティングにおいては違います。 どちらの法則も消費者の行動を表しているものです。消費者の行動は確かにAIS ...
続きを見る
-
PASONA(パソナ)の法則を効果的に使うライティングスキル
ライティングテクニックには、いろんな手法があります。扱う商品やターゲットによって、どの手法が適切かが変わってきます。 今回は、PASONA(パソナ)の法則について、プロのライターが解説していきます。 ...
続きを見る
Understand = 理解を示し共感を得る
Understandでは、LPに辿り着いた読者の事を理解して共感してあげます。他のライティングスキルでは、ここで商品の興味を膨らませるように書いていくのですが、すでに興味を持って辿り着いているはずなので、それは必要としません。
まずは、徹底的に寄り添ってあげる事です。そもそも、まず最初に、あなたの悩みを解決すると力強く宣言しています。WEB広告ページは、頼り甲斐のある兄貴のような存在になってるはずです。
その兄貴が、寄り添って理解して共感してくれるのです。これだけで、もう十分に心強い存在です。
今回は例題として、脱サラして独立起業したい人を説得していくので以下のようになります。
Understand
「満員電車に揺られて通勤するのは苦行のようなものですよね。苦行を終えて会社に行けば、デリカシーのない上司にパワハラまがいの要求をされ、できない部下のせいで怒られてメンタルが崩壊しそうです。
能力のあるあなたを活かしきれない職場なんて、早々に辞めて大切な家族と過ごす時間を増やしたいですよね。3年前の僕と同じです。でもパソコンに疎い僕が独立できたのだから、あなたも絶対に同じように独立起業できますよ!一緒に頑張っていきましょう!」
Educate = 教育する
Educateとは、教育する啓蒙するという意味です。ここでは、まだセールスをしてはいけません。まずは、あなたの商品がどんなものか丁寧に説明していく必要があります。
なぜ、あなたの商品を使えば、悩みが解決するのか、同業他社との違いを説明していきましょう。過去のデータや実績などがあれば、この部分で提示していきましょう。
今回は例題として、脱サラして独立起業したい人を説得していくので以下のようになります。
Educate
「いろんな副業がありますが、メルマガは自分が知ってる知識や体験を発信していき、困ってる人の役に立つ仕事です。その対価として報酬を貰います。好きな事を発信して感謝された時には最高にやり甲斐を感じますよ!
さらに一度作った書いたメルマガは、あなたの資産になっていき、ステップメールで自動化していけば、あなたの代わりにメールが働いてくれるようになるんです。趣味や特技がなくても大丈夫です。実際に僕がそうでした。
ネットスキルがゼロの状態からここまできたので、どんな人でも独立企業まで導くことができます!ご安心下さい」
Stimulate = 刺激を与え興奮させる
Stimulateとは、興奮、鼓舞する、といった意味合いです。あなたの商品を使ったら、どうなるのかベネフィットを提示していきましょう。ベネフィットとはメリットのその先にあるものです。
あなたの商品を使った結果、メリットを感じて、その後、どのように変わったのかという事です。
今回は例題として、脱サラして独立起業したい人を説得していくので以下のようになります。
Stimulate
「メルマガ一通で3000万を稼いだ人もいますよ。3ヶ月目で月収100万を自動化できた人もいます。月収800万になってしまったので、節税のためにタワーマンションに引越した人もいますね。
とにかくメルマガは、Amazonやグーグルアドセンスのように、プラットフォームに依存しないので、いつまでも安心してビジネスを展開できますよ!爆発力があるのに安定感もある。本当にメルマガって最高!」
Transition = 行動を促す
Transitionとは、行動を促すという意味あいです。実際に、あなたの商品を手に取って一緒に頑張っていきましょう!と声をかけてあげます。
ここで迷ってる人もいます。疑問や質問を解決したい人のために、コールトゥアクションを通して、販売へとつなげていきます。コールトゥアクションとは、お問い合わせフォームなどから質疑応答を受けつける事です。
あなたからの実際の返答で、頭の中がクリアになれば購入へと結びついていきます。
今回は例題として、脱サラして独立起業したい人を説得していくので以下のようになります。
Transition
「僕のメルマガ講座で一緒に頑張っていきましょう!一生使えるスキルを身に付けて頂きます!早く独立起業できるまで頑張っていきましょう」
まとめ
最後に、もう一度、改めてLPに書く全体の流れをおさらいしておきましょう。
QUESTフォーミュラ
・Qualify = 宣言(約束)する
・Understand = 理解を示し共感を得る
・Educate = 教育する
・Stimulate = 刺激を与え興奮させる
・Transition = 行動を促す
このような形で、セールスレターを書いていくと初心者でも成約率が上がります。
最後のコールトゥアクションの部分で、スカイプして生の声で答えてあげたりすると、成約率はグンと跳ね上がりますよ。
是非、参考にされてみて下さい。