情報発信ビジネスで成功できるかどうかは、何人、濃いファンを獲得できるか?と言い換えても過言ではないです。というか、むしろそれが正解とも言えます。
これは個人起業家だけの話ではなくて、士業、医療従事者、学習塾、一般の企業などにも当てはまります。今やビジネスで生き残っていく為には、コアファンを何人獲得できるか?が勝負だと言われています。
コアファンである濃いリスト(メールアドレスのこと)が、ある一定数あれば一生安泰と言われています。
では、どのようにしてファンを獲得してコアファンへと育てていくのは解説していきます。
目次
ファンになるプロセス
まず、あなた、もしくは会社のファンになって貰う為には、必ず工程があります。その工程は、人間である以上、絶対的に普遍的な工程です。
その工程を順番に見ていきましょう。
共感ポイントのたくさん公開
あなた自身が誰かと仲良くなる時を思い出して下さい。初対面なのに、一気に仲良くなった!という経験はないでしょうか。こういう場合の殆どは、自分と相手との間に共通点が複数あったからです。
社会人になった時に、同郷の人と出会ったら嬉しくなるのは誰でも同じでしょう。さらに出身校が一緒ともなれば、さらに距離が縮まります。もしくは、同じ趣味や好きな食べ物が同じという場合も共通の話題が見つかり話が弾んで距離が縮まります。
これは心理学的にも証明されています。類似性の法則というものがあり、共通点の多さと深さによって親密度が変わってきます。出身校が同じというのは深い共通点だと言えます。
類似性の法則を効果的に使う為に、まずは、見込み客に可能な限りの共通点を提示する、という事が重要です。趣味や食べ物、その他、家族構成や好きな曲など、共通点がたくさんあるばある程、親密度が増していきます。
共通点になる候補をたくさんあげる
好きな楽曲は? 好きなテレビ番組は? どんなスポーツが好きか? 住んでる地域は? 家族構成は? 副業の経験は? お酒は何が好きか? 結婚or離婚の経験は?子供はいるか?
これらの事から考えると、ブログやSNSのプロフィール欄には、出来るだけ多くの自分の情報を開示しておきべきです。自分の過去の事だけではなくて、今後は、こんなことをやってみたい!とか、こういう未来が理想です!みたいなでもいいです。
さらには、好きな言葉や考え方なども書いておくと、同じ考え方の人が集まってくるようになります。
信頼関係を構築する
共感するポイントが複数見つかって、ファンになったとします。そこから大切になってくるのが信頼関係を構築するという事です。
しかし、ここで多くの誤解が発生しがちです。
ファンになってくれた人が、この人のこと、このサービスのことをもっと知りたいと思って、メルマガを購読したり、LINEに登録したりします。
すると登録された側は、もっと接触回数を増やさないといけない!と思い込み、必要以上にメールを送ったりLINEを送ったりしてしまいます。こんな事をされたらどうでしょうか?
ただ単純に、うざいなと思われるだけです。好きな人からでも執拗に連絡がきたら、ちょっと困りますよね。それと同じです。ファンになってくれて、これから長いお付き合いをするかもしれない人に、必要以上の接触を試みるのはマナー違反です。
メールを見てないかもしれないから、LINEを見てないかもしれないから、と何回も同じ内容の物を送るのは、ストーカーと同じです。ストーカー行為を繰り返してくる人の事を好きになる訳がありません。
ファンになりかけてる人や会社やサービスについては、興味を持ってるので、ちゃんと見てます。まずは誠実な対応を心掛ける事が何よりも大切な事です。
ファンが参加できる場所を作る
ファンになってくれるかもしれない人が見つかったとします。そこから濃厚なファンになってもらうためには、こちらから一方的に情報を与えるだけではなくて、相手が参加できるものを企画してみましょう。
オフ会などではなくて、WEB上で参加できるもので大丈夫です。
例えば、簡単なアンケートに答えてもらうだけでもいいのです。相手が自分の意志で参加したいと思って行動して貰う事が重要です。
人は、自分の意志で行動した場合、その行動を肯定するようになります。なぜなら自分の選択した行動を自分で否定したくないからです。こうなると、そのアンケートそのものを肯定するようになり、ひいては、アンケートを出した人を肯定するようになっていきます。
前澤友作さんがTwitterで、100万円を100人にプレゼントする1億円企画をやっていましたよね。この企画に参加するだけで前澤さんの事が気になってるはずです。そして当選した暁には、感謝してお礼を言って大ファンになってるはずです。
ここまでやる必要はありませんが、何かに参加して行動して貰うという事が大切です。
ファンがファンを呼び込む
世の中には、様々なマーケティング手法がありますが、最強のマーケティング手法は口コミです。すでにファンになってる人が、サービスを体験して、自分の言葉で熱量を持って他の人にオススメしてくれたら、こんなに素晴らしい事はありません。
広告費用をかけずに購入意欲のある人が、向こうからやってきてくれるのです。だからこそ、一度、ファンになってくれた人は、我が子のように大切にする必要があります。
ファンである事に誇りを持ってもらう
一度、ファンになってくれた人が、自分の元から離れていかないように、自分のファンでいる事について誇りを持てるようにしてあげましょう。
ミュージシャンなどは、ライブでしか買えない限定グッズなどがあったりしますよね。あれもライブに足を運んでくれたお客様に優越感を持って貰うための仕掛けです。
もし、あなたが自分の商品を販売してる人なら、何回も購入してくれてる人は、少し割引するとか、特典をつけてあげるなどして、優遇してあげて下さい。そして、あなたのファンである事を誰かに自慢したくなるように扱ってあげましょう!
ファンを新規顧客よりも優先する
集客に問題を抱えてる多くの人達は、常に新規顧客を探し求めています。しかし、人口が減少していく日本で、新規顧客を探し続けるのは、進むべき方向が間違えています。
というか、そもそもビジネスとして間違えています。個人ビジネスでも中小企業でも大企業でもそうですが、売上の80%はリピーターだと言われています。パレートの法則やニハチの法則、などと言われたりもします。
という事は、新規顧客の開拓よりも、いかにリピーターに育てていくか、という事の方が重要になってきます。
あなた自身のこれまでの購入体験を思い返してみても、一度、気に入った物は、同じ物を買い続けたくなっていないでしょうか?シャンプーが気に入れば、しばらくそれを買い続けると思います。
美味しいご飯屋さんを見つけたら、何度となく訪れると思います。実は、認識してないだけで世の中の全ての人がリピーターなんです。
という事は、自分がコンテンツホルダーになった場合も、誠実に良い商品・良いサービスを生み出し続ける、という事がリピーターで居続けてもらうための秘訣です。
ファンからコアファンへ
ファンからコアファンへと成長していって貰う事が、あなたのビジネスを成功させる秘訣です。
では、どうすればコアファンになって貰えるのでしょうか?
コアファンは身内と同じ扱い
先ほどもチラッとお伝えしましたが、何度となく自社のサービスを利用してくれてるご贔屓の方は、家族のように扱ってあげるようにして下さい。まさしくファミリーです。
セミナーなどを開催した時は、一緒に写真を撮るだけでも嬉しいものです。セミナー終わりには、一緒にお酒を飲んで悩みを聞いてあげたりするのも良いと思います。
自分のサービスを信じて使ってくれてる人達の生の声を聞くのも今後のサービス向上のために必要な事です。
感動体験を与える
人間が最も記憶に残る思い出は、感動した時です。憧れてる人が握手してくれたら嬉しいですよね。これだけでも立派な感動体験です。
感動というと大袈裟に捉えて、なんか途轍もないサービスを与えないといけないと勘違いする人がいますが、心の状態がニュートラルな状態から少しでも感じて動けば感動です。
僕は放送作家として、お笑いを作る仕事をしてきたので、最も手短にある感動体験は笑う事だと思っています。
セミナー終わりに、一緒にご飯を食べて、お酒を飲んでお喋りして笑うだけでも素敵な感動体験だと思います。
等身大の発信も見せる
コアファンになって貰う要素として、普段は見せない顔を特定のファンにだけ見せる、という手法があります。
一般的なファンは見れないものを見てしまったという秘匿感を味わせてあげましょう。
すると、秘密を共有した事になり親密度が増していきます。これは恋愛などにおいても同じです。他の人には見せない姿を愛する特別な人にだけ見せる、だからこそ、より一層と特別な存在へと変わっていきますよね。
他の人には言っていない過去の話を教えてあげたり、素の部分や裏の部分を公開する事で距離感が縮まります。
ある一定数のファンの数とは?
芸能人がテレビに出てなくても儲かってるのは、信者のようなファンを抱えているからです。
では、どれぐらいの濃厚なファンがいれば、一生安泰になるのかというと、2000人の濃厚リストがあれば生きていけると言われています。
例えば、あなたが5000円の商品を販売したとします。信者のような濃厚なファンになっているので、多くの方が購入してくれる可能性が高いのですが、少なく見積もって2000人のうちの40%、500人が購入してくれたとします。
それだけで250万円になります。あなたの濃厚なファンは、あなたが発売する新しいサービスが、5000円という価格なら、喜んで買ってくれるでしょう。
これを1年に4回、繰り返せば、それだけで年収1000万になるので十分に暮らしていく事ができます。
まとめ
情報発信ビジネスにおいてお話をさせて頂きましたが、これはほぼ全ての業種に当てはめられる考え方です。どんなビジネスでもそうですが、単発的なものではなく、長く愛され続ける事が成功の秘訣です。
そのためには自己研鑽して、求めてくれる人のために全力で向き合っていく事が大切です。少しでも僕に興味を持ってくれた方は、以下のメルマガフォーム から登録してみて下さい。
元芸人としての過去、吉本新喜劇の脚本家になり、放送作家になった経緯なども赤裸々に暴露しています。
暇つぶしがてらに、お読み頂けると嬉しいです。最後まで、お読み頂き、誠にありがとうございました!