人生を変えようと思って、意気込んで行動してみたけど、長続きしなかった。これは多くの人に当てはまる事ではないでしょうか?僕も今までの人生で何回もありました。
その反面、不思議と続いている事もあります。みんなそうですよね。ではなぜ続くものと続かないものがあるのか、その理由を解説していきたいと思います。
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目次
インキュベートの法則
21日間の法則は、別名でインキュベートの法則とも言われています。これは行動心理学で実証されている法則です。21日間、同じ行動を続けたら、その行動は習慣化されるというものです。
だから、あなたが習慣化させたい事があるのなら、21日間だけ続けてみて下さい。すると顕在意識から潜在意識へとバトンタッチされて、その行動をやらない事が不自然で気持ち悪く感じるようになります。
朝ごはんを食べた後に歯磨きをしますよね。寝る前にも歯磨きをすると思います。やらないとなんか気持ち悪いですよね。それと同じです。
ホメオスタシスに負けるな!
ただ1つ気をつけないといけない事があります。21日間の法則だからといっても、苦しすぎる行動パターンは習慣化されにくいです。なぜかというと、人間には、ホメオスタシスという機能があります。これは恒常性維持機能というものです。もっと噛み砕いていうと現状維持機能です。
体温が36度が丁度いいと感じる人は、自然と36度になるように体が自動的に機能してくれます。気温が40度になったり、0度になったりしても、体温は常に一定の機能を維持しようとしてくれます。これがあるから人間は生きていけます。
そして、ホメオスタシスは、体温だけではなく、人間が感じるもの全てに適用されます。部屋の間取り、引っ越しなどを面倒臭いと思うのは、現状維持機能が働いて、面倒臭いことを避けるようにしています。
この理屈から考えると、あまりに無茶な行動は、現状維持機能によって却下されるわけです。例えば、運動をしていない人が、毎日1時間ランニングをすることを21日間、続けたとしましょう。
あなたの意地と努力と忍耐力で、なんとか21日間、続けたとしても、あまりにも苦しい努力はホメオスタシスに却下されて継続できません。ここで大切なのは、まずは小さいハードルを設定することです。1時間ランニングするのではなくて、15分歩くというぐらいでいいのです。
21日間、毎朝、15分のウォーキングを続けると爽快で、1日のスタートが気持ち良くなっていたとしましょう。すると現状維持機能から、これは気持ちいいので、新しい習慣にしてok!という判断を貰えます。
ハードルの設定については以下の記事&動画でも解説しています。
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新しいコンフォートゾーンを作る
ホメオスタシスによって認められた習慣は、新しい気持ちのいい習慣として自分の生活の一部になります。この状態のことをコンフォートゾーンと言います。コンフォートゾーンというのは、自分が気持ち良く過ごせる範囲の事です。
習慣化するためには、このコンフォートゾーンに仲間入りさせてあげないといけません。だから苦しすぎる行動は却下されてしまいます。まずは、自分が無理なくできる事を習慣化して生きましょう。
まとめ
21日間の法則は、なんでもかんでも21日間続ければ、習慣化できるというものではありません。まずは自分のホメオスタシス、現状維持機能に認めてもらう必要があります。
そして「この習慣は苦しすぎる訳ではないから、恒常性維持機能として仲間入りok!」と認定してもらえれば、コンフォートゾーンの仲間入りです。こうして初めて、21日間の法則が成立します。
もし今、あなたにやりたいことがある場合は、簡単な事から習慣化していきましょう