今や、商品だけではなくて個人もブランディングが必要な時代です。しっかりとブランディングできていれば、同業他社との画一化に巻き込まれる事なく、オリジナリティを保ったままビジネスをする事ができます。
そのブランディングには、2つの価値が存在しています。ブランディングとは、一体、どういうものなのか?さらに、上手にブランディングしていく方法についても解説していきます。
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目次
ブランドとはイメージの共有
商品を提供する側と消費者側のイメージが一致している状態、それがブランディングが浸透している状態です。
例えば高級ブランドはなぜ買われるのでしょうか?
それは高くてオシャレというイメージが多くの人の間で共有されているからです。そのブランドの物を持っていれば、仕事で成功を収めたから、金銭的に余裕があるというステイタスが認められます。
さらに、オシャレと認識されてるブランドの商品を持っていれば、あなたはオシャレな人してし認識されます。これは形のない価値を提供しているのです。ブランド品が高いのは、社会的に好印象を与えられる、その価値にも代金が含まれているからです。
このように、機能的にもオシャレという側面があり、世間からもステイタスを認知して貰える程のブランディングが成立していると、信者のような状態になり、深く長くお客様から愛される存在になります。
もし、仮に、誰もが認める、めっちゃダサい商品があったとしましょう。それを持ってるだけで人間的にもダサいと思われてしまうブランドがあったとしても、誰も買わないですよね。
ブランドとは、提供する側と消費者側のイメージが一致していて、さらに、ポジティブな印象を与えるものではないといけません。
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なぜブランディングが必要なのか?
コモディティ化を避けるためです。コモディティ化とは、オリジナル商品だったのに、同業他社が同じような商品を販売して、商品価値が一般化してしまう事です。
アップル製品は、どれも革命的ですが、その殆どがコモディティ化してしまいます。アイフォンとしてスマホは、最初の数年間、独占販売していましたが、同業他社が類似製品を販売して、コモディティ化してしまいました。
これはある意味、避けられない部分ではあるのですが、それでもブランド力によって、ファンを獲得できている側面もあります。
もし、あなたがYouTuberで唯一無二の特技や個性があったとします。それをブランディングしておけば、同じようなライバルが現れても、あなたの元には、ちゃんとファンが根付いて離れないでしょう。
ブランディングの機能的価値
ブランディングには2つの側面があります。1つが機能的価値です。これは、まさに商品の機能についててです。例えばダイソンの掃除機です。「吸引力の変わらない唯一の掃除機です」というキャッチコピーは凄いインパクトでしたね。
このように、その商品の機能についてブランディングです。その商品を使えば「どんな事ができるのか」「他の商品との違い」といった事を明確にしておけば、それがブランディングになっていきます。
スマホの電波が最強に繋がる!というような、他者を圧倒するような機能を前面に押し出すのもブランディングです。
ブランディングの情緒的価値
もう1つの価値が、情緒的価値です。機能を最強にしておくことは当たり前です。しかし、機能だけよければ良いかというとそうではありません。例えば、素晴らしいサポートがあれば、心の拠り所となって安心できますよね。
例えば、アップルのサポートは本当に素晴らしいです。年を追うごとに親切で気持ちいい応対になっているように感じます。それに比べて、同業他社のパソコン製品のサポートの質の悪さに驚いて、二度と購入しないと心に決めた事もありました。
僕自身、アップル信者に近い状態なので、似たような製品があれば、アップル製品を買います。なぜなら、もし何か分からない事があっても親切に応対してくれる、という安心感があるからです。
人である以上、感情的な部分での「合う合わない」というのは出てきます。これは仕方のない事です。ピッタシと合うという人は少ないかもしれません。しかし「合わないなぁ」というのは、心掛けで避けられる部分でもあります。親切で謙虚で丁寧に接していれば、避けられる部分です。
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ブランディングする3つのステップ
ここでは、あなた自身をブランディングしていく方法をお伝えしていきます。あなたがYouTuberになるとしましょう。あなたのブランディングがコモディティ化しないように、しっかりとブランディングしていきましょう。
市場調査を行う
自分が踏み込む市場に、全く同じブランディングの人や企業がいたら避けた方がいいですね。だからと言って、唯一無二の斬新なブランディングを目指す必要はありません。既に存在するライバルと少しだけ何かが変わっていればいいのです。
例えば、あなたがカレーが大好きで、日本全国のカレーを食べまくる動画を投稿するとします。しかし、グルメ好きが似たような事をしている可能性もあります。
そこであなたが違いを出す方法として、あなたの場合は、美味しいカレー屋さんを紹介するだけではなくて、自分でもスパイスを調合して、誰でも美味しいスパイスカレーを作る方法という動画をあげてみて下さい。
風邪を引いた時に食べると元気になるスパイスカレー!そのスパイスの黄金比率を大公開!みたいなどうでもいいです。他の人と差別化するためには、ほんの少しだけ要素をプラスアルファして下さい。
こうした小さい頑張りが積み重なると爆発的な力になります。
あなたの強みを把握する
ブランドアイデンティティは、ブランディングの核となる部分です。あなたの得意な事や、あなたにしかできない事を5つ以上、紙に書き出して下さい。それは全てそのまま使えます。できれば、機能的価値と情緒的価値を意識して書き出してみて下さい。
例えば、僕の場合だと、ただYouTubeの動画の作り方を教えるだけではありません。テレビ業界で芸人達と20年近く働いてきたので、どうすれば面白くなるのかを教える事ができます。
さらに、YouTubeアドセンスのように莫大な再生回数がなくても、もっと強烈に、安定して、さらに末長く稼ぐ方法を教えていきます。スキルだけを教えるのではなくて、将来的には、人生レベルでお付き合いできて、笑顔でいられる関係になれたら最高です。
このように機能的価値と情緒的価値の両方をお伝えしています。
そして、その強みを誰に伝えたいのか、というペルソナも設定しておかないといけません。ペルソナの設定については、以下の記事&動画で詳しく解説しているので、そちらをご覧下さい。
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可視化できるアイコンを作成する
あなたのブランディングが固まってきたら、それを可視化できるようにしましょう。可視化する方法は、以下の3つを作成してください。スターバックスコーヒーの場合なら、有名なシンボルマークがありますよね。
マクドナルドは、黄色と赤色というイメージカラーがあります。ダイソンの掃除機には「吸引力が変わらない唯一の掃除機」という強烈なキャッチコピーがあります。
これらのように、あなたのYouTubeチャンネルや、あなたのコンテンツに可視化できるものを表現しましょう。
シンボルマーク
テーマカラー
キャッチコピー
まとめ
ブランディング する事によって、無駄な広告費を支払う必要が無くなります。あなたのブランドに共感した人達は、よほどの事がない限り、あなたのビジネスを支えてくれる存在になります。
そして、あなた自身が成長を続けて、スキルアップして結果を残していったら、またリブランディングしていきます。このように、どんどん大きな存在になっていき、ますますビジネスがやりやすくなっていきます。
最初は、大きな差別化は難しいかもしれません。でも、ちょっとだけ他の人との差をつける方法を考えてみて下さい。それを積み重ねていくと、気が付いた時には、大きなブランド力になっています。実績を作ってコツコツとリブランディングしていきましょう!