笑いのメカニズム

今日から使える会話術!面白さの最終地点は言い方と間と言葉磨き

言い方と間の使い方が上手な人は、どの世界でも重宝されます。なぜなら、話が聴きやすいからです。聴きやすい話は耳を傾けられます。でも、それほど難しい事をしている訳ではありません。

この記事を読み終える頃には、あなたも会話が上手になっているでしょう。是非、最後までご覧下さい。

タロウ
言い方は分かるけど、間ってそんなに大切なの?
龍さん
めちゃくちゃ大切だよ。間を制するものは空間を制すると事ができるんだよ
タロウ
空間を制するってどういう事?
龍さん
自分で、その場の空気を作れるって事だよ
タロウ
それって凄いスキルですね!でも難しいんじゃないですか?
龍さん
それが実は超簡単なんだよ。今日からできるよ!
タロウ
ほんとですか!じゃ最後まで読ませて頂きます!

記事と一緒に動画を見ると理解が深まります

目次

言い方

笑いを生み出すためには、いろんな手法があります。このブログでもたくさんの方法を紹介しています。コント、漫才、トーク、大喜利、いろいろありますが、最終的には、言い方と間になります。

そして、お笑い偏差値が高い人というのは、間違いなく、この言い方と間が絶妙に上手いです。言葉として、ただ単純に言い方と間と言っても、この中に多くの要素が含まれています。

言い方というのは、ワードチョイスもあれば、言葉の整理もあれば、声量の大小、抑揚、メリハリ、スピード、身振り手振り、そして、絶妙の間を取ってから、最後の一言。

これらを自由自在に操る事ができたら、お笑いだけではなく、ビジネスマンとしても成功できるでしょう。喋り方の部分については、以下の記事&動画で詳しく解説しているので、こちらをご覧下さい。

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言葉を磨く

一つの文章が長いと頭にすんなりと入ってきません。その結果、頭に内容が残りません。それを回避するためには言葉を磨いて整理整頓する必要があります。言葉というのはブラッシュしていけば、どんどん磨かれて削ぎ落とされていきます。

例えば、以下のような文章があったとします。

無駄な文章

患者の言った言葉は「助けてくれ!」だったので、

なんとか助けられるように頑張ってみたけど、

その行為は無駄に終わった。

 

上記の文章は、まどろっこしくて頭にスッと入ってきません。以下の文章は、余計なものが削ぎ落とされ頭にスッと入ってきます。

磨かれた文章

患者は「助けてくれ」と言いました。

助けようと頑張ったが、ダメだった。

言葉を磨くポイント

文章も会話も1つのセンテンスを短くする事です。長い文章や長いセリフは頭に残りません。そして、オチゼリフは、会話の中に紛れ込ますのではなくて、最後の一言だけにした方が笑うポイントが明確になります。以下の文章を使って説明していきます。

 

無駄な文章

うちの会社、仕事中やのに、ネイルばっかりしてる名物女子社員おるねんけど、

もう1人の名物社員として、よくカツラがズレてる上司がいるのよ。

で、その上司が、ネイルばっかりしてる女子社員に

「人の目ばっかり気にすんな」って怒ってたのよ。

「あんたも気にしてるやん!」って心の中でツッコンでもうたわ!

 

では、この文章がなぜダメなのかを解説していきます。

無駄な文章を解剖

うちの会社、仕事中やのに、ネイルばっかりしてる名物女子社員おるねんけど、

↑この文章を頭に残した状態で次の文章を読み解く必要がある

もう1人の名物社員として、よくカツラがズレてる上司がいるのよ。

↑この文章を頭に残した状態で次の文章を読み解く必要がある

で、その上司が、ネイルばっかりしてる女子社員に

「人の目ばっかり気にすんな」って怒ってたのよ。

↑オチゼリフで終わった方が、聞いてる人は笑いやすい。

「あんたも気にしてるやん!」って心の中でツッコンでもうたわ!

↑ツッコミの後の心の言葉はなくてもいい。

 

この文章は、頭に入ってきません。さらにオチゼリフの後の「って怒ってたのよ」も無駄です。オチを言ったら短くツッコンで終わる方が、聞いてる人は笑いやすいです。

以下のように言葉を磨いておくと頭にスッと入ってきます。

磨かれた文章

うちの会社に、しょっちゅうカツラがズレてる上司がいるのよ。

その上司がネイルばっかり気にしてる女子社員に怒って言ったのよ。

「人の目ばっかり気にすんな」って。

「お前もや!」

 

具体的に解説すると以下のようになります。

磨かれた文章

うちの会社に、しょっちゅうカツラがズレてる上司がいるのよ。

↑「、」で区切らずに「。」で短い文章として終わらせると頭に入りやすい。

その上司がネイルばっかり気にしてる女子社員に怒って言ったのよ。

↑オチゼリフの前に「怒ってる」という事を処理しておく。

「人の目ばっかり気にすんな」って。

↑オチゼリフだけで終わらせられる。

「お前もや!」

 

短い文章や短いセリフの方が聞く側も相槌を打ちやすいので、会話にも参加しやすいです。という事は、話の伝わる密度が濃くなるという事です。

しっかり聞いている状態を作れば、もちろん笑いが起こしやすいという事になります。出来るだけ、短い文章、短い会話を積み重ねることを意識していきましょう。

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間こそ全て

会話が上手な人は、間の使い方が上手です。これは面白い人だけではなくて、プレゼン上手な人も同じです。

 

聞く体制を整える

最後のオチゼリフの前に間を入れる。これで、最後の一言を聞く体制が出来ます。ネタフリのトークのまま、同じスピード、同じトーンで、オチゼリフを言ってはいけません。

大切な部分を聞き逃してしまう可能性があります。先ほどの例題で解説します。

間の取り方

うちの会社に、しょっちゅうカツラがズレてる上司がいるのよ。

その上司がネイルばっかり気にしてる女子社員に怒って言ったのよ。

・・・(1秒の間)「人の目ばっかり気にすんな」って。

「お前もや!」

 

さらに、言い方は以下のような感じです。

言い方

うちの会社に、しょっちゅうカツラがズレてる上司がいるのよ。(普通のスピード)

その上司がネイルばっかり気にしてる女子社員に怒って言ったのよ。(徐々にテンポアップ)

・・・(1秒の間)「人の目ばっかり気にすんな」って。(ゆっくり)

「お前もや!」(大きめの声で)

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まとめ

同じセリフでも、話し方によって、伝わり方が変わってきます。これからの人生、死ぬ直前まで喋り続けます。どうせ喋るなら、相手にしっかりと伝わった方がいいですよね。

今日からすぐに使えるスキルなので、是非、参考にされてみて下さい。

 

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